不況時に売上げを伸ばす企業は、大きく伸びる?
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投資利回り10%に成長する資産株が掴めるチャンスは、不況時だ。
不況時というのは、簡単にはモノが売れないので、企業はあの手この手を考えて努力する。
それでもダメな企業は倒産したり、他企業の子会社に落ちぶれたりする。
そんな中で、しっかりと売上げを作ることが出来た企業は、景気回復局面で大きく業績を伸ばす。
ユニクロ、不況を乗り越えて成長した企業
消費者の財布の紐が固い時代に、着実に消費者の期待に応えられた企業は、景気回復後も業績を伸ばす。
たとえば、今や日本のみならず東南アジアや欧米に店を構えるユニクロは、1990年代のバブル崩壊後に着実に業績を伸ばしていった。
当時のユニクロは、商品が気に入らなかったら返品OKというルールを前面に出し、関西のおばちゃんが、レジ前でユニクロで買った服を脱ぎ出すCMが印象的だった。
ユニクロは不評の商品を回収して、それを徹底的に改善することによって「安かろう悪かろう」から、「良いモノを安く提供する」企業へと変貌していった。
そして2000年代に入ってフリースという大ヒット商品を生み出し、さらにはマイクロダウンやヒートテックという独自商品をヒットさせて日本有数の大企業となった。
2019年には、海外利益が国内利益を上回るまでに成長している。
ユニクロ 月足チャート 2000-2020
カブタンより作成
ユニクロの2020年4月現在の投資利回りは1%前後で、全く旨味はない。
しかし00年代やリーマンショック後の低迷期に資産株として買って持ち続けていれば、株価は5倍以上になってるし、利回りも5%は優に超えているはずだ。
月足チャート ユニクロ 1998-2003
さらに1998年頃の一株300円くらいの時期に掴んでおれば、今は株価100倍を超える。
投資利回り100%なんて夢のような話だけど、不況が続いている時代だからこそ、そういうチャンスがあるわけだ。