株式投資 売買差益で儲ける方法
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老後資金のために株式投資をするなら、優良株を手に入れて、毎年配当金を受け取るのが確実だ。
確実に毎年配当金が出る優良株を、安く大量に持っていれば、何もせずに毎年数十万から数百万円の配当金が手に入る。
資産家の老後が悠々自適なのは、そういう株などの資産をたくさん抱えているからだね。
もちろん我々も、配当利回りが5%以上の株を買えば、一千万円分の株で毎年50万円の配当を受け取ることが出来る。
一千万円を銀行預金しても利子は付かないし、国債を買っても1%の金利も付かない時代に、5%の利回りは魅力的だ。
ただ配当利回り5%と言っても、確実な話でもない。
また買った時よりも株価が下がれば、配当利回りが5%あっても、評価損の方がデカくなりがちだ。
なので出来れば、株価が下がっているときに優良株を手に入れたい。
実際、世界的に有名な投資家は、リーマンショックのような大暴落の時に、世界中の優良企業の株を少しずつ買い集めて巨大な利益を上げているのだし。
資産家は、どういう風に株を売買しているのか
世界的に有名な投資家は、株価が上がって高値圏にいるときは、株を買わずに少しずつ売って現金化する。
株を売って手に入れた現金は、流動性の高い国債や社債などの債券に投資する。
そして不況や災害などで株価がドーンと下がって下げ止まった頃に、債券を売って株を買い始めるのだ。
大きな投資資金を、株式と債券との間で移動させるわけだね。
これは機関投資家も同じなので、そのため株価と債券価格は逆相関の関係にあるとされる。
株価と債券価格と金利の関係
- 株を売って債券を買う → 株価が下がり、債券価格が騰がる(金利が下がる)。
- 債券を売って株を買う → 債券価格が下がり(金利が上がる)、株価が上がる。
日本で言えば、菅直人さんが総理大臣だった頃に日銀のETF買いを始めたけれど、その頃にたくさん優良株を買い込んだ投資家は、3年後、大儲けしているはず。
アベノミクスがなくても、欧米の株式市場は、その1年後くらいから賑わっていて、ドル円の為替相場も底を打っていたし。
数兆円規模の大きな投資資金が、どう動くかが、株価の行方を決めるのだが、世界的な著名投資家は、そういうタイミングや市場のクセが良く分かっているんだね。
株数を増やすために売買する
資産作りに関して言えば、高いときに売って安いときに買えば、株数を増やせる。
20万円で買った株を30万円で売って、また20万円になったときに買い戻せば10万円が余るので、それでまた株を買えば、株数が増やせるわけだね。
もちろんこの「値上がり益」を狙って株式投資を行っても良い。
ただそうなると、資産作りと言うより、株トレードで利益を上げることに焦点が移るので、また別のやり方になる。
株トレードしながら、少しずつ資産化するというのが、理想的だけどね。
ただそのためには、売買益を確実に上げれるトレード技術が身についてないといけない。
安いときに買って、高いときに売るというのは、言葉にすれば簡単だけど、そんなに簡単なことじゃない。
どこが底値で、どこが高値なのか、その区別が付かない状態では、資産株作りなんて無理筋かも。
ということで、ただ株を買い集めるというだけの資産作りでも、結局はトレードの知識や技術も必要になるね。