カラ売りヘッジのために、信用口座は開いておくべし
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資産株を持つためには、カラ売りヘッジは必須だ。
資産として株を買っているのに、株価が右肩下がりになったら資産にならない。
価値が下がる資産のことを「劣化資産(れっかしさん)」と呼ぶが、保有株が劣化資産化すると、せっかく買った資産株の価値がドンドン目減りしていく。
それを補填するのがカラ売りヘッジだ。
保有株と同数のカラ売りを入れれば、株価が下がった分だけ利益が出て、保有株の含み損を埋め合わせることが出来る。
同数のカラ売りヘッジは、株価のトレンドがハッキリしない時に有効で、トレンドがハッキリしたら、どちらかを減らせば利益が出る。
もし下落トレンドがハッキリした場合は、現物株を損切りしてカラ売りだけにすれば良い。
そして株価が下げ止まって、上昇し始めたら、そこで改めて買い直せば良い。
これを繰り返すことによって、底値で資産株を手に入れることが出来る。
カラ売りを使いながら、底値を探す
ところが資産株を持つ人の中には、カラ売りヘッジせずに、塩漬けにする人も多い。
というのも「信用取引は怖い」と、現物株だけしかやらない人も多く、カラ売りも毛嫌いする人が多いのだ。
そうして毎日、含み損が増えていくのを、ただにらんで日々を過ごしていたりする。
カラ売りヘッジしないのであれば、劣化資産化した株なんて叩き切れば良いのだが、なかなかそれが出来ない。
「配当を受け取るために買ったのだから、少々株価が下がっても売れない」などと言い訳しながら、保有株リストは含み損だらけになっていたりする。
これでは、老後の資産作りにならない。
それに、配当をもらうために資産株を買うのなら、底値で買わないと大した配当利回りにならない。
底値で買えば、配当利回り10%も夢ではない。
そして底値で資産株を買うには、株価のトレンドを見ながら、日々、底値を見つけていくしかない。
そのために、現物株買いとカラ売りを組み合わせて、大損しないようにしながら、底値を探るわけだ。
底値で買った株は、資産株として持ち続ければ良い
信用売買では、現引きとか現渡しといって、途中で現物株に替えることもできる。
信用取引は、必ず反対売買しなければならないわけではなく、買い建ては現物株に切り替えることもできるし、カラ売りも現物株を買って埋め合わせることも出来る。、
株価が回復して、配当利回りが5%くらいになった頃、底値で手に入れた株の配当利回りは10%以上になってたりする。
こういう信用取引の仕組みを学んで、底値株を手に入れたら、あとはそれを資産株として持ち続ければ、老後資金にピッタリだ。
配当利回りが10%もあれば、10年で元が全部取れてしまうわけだし。