売買はロウソク足と移動平均線で
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資産株を買うタイミングは、難しい。
株を買うだけなら、好きなときに好きな銘柄を、好きなだけ買えば良い。
株価が上がったら、どこかで売って利確すれば良いし、株価が下がったら、どこかで売って損切りすれば良い。
しかし資産株作りのために株を買う場合は、そういうわけにもいかない。
というのも資産株は、配当を受け取るために買って、1年以上、持ち続けるわけだからだ。
なので買った時より株価が下がって、配当金をもらってもマイナスになるのでは話にならない。
低迷していたとしても、少なくとも買った時の株価より大きく下がらないで欲しい。
となると、株価水準が十分に低いときでないと、買えないのだ。
カラ売りヘッジしながら、底値を探す
資産株として、何年も持ち続けるのであれば、含み損が無い状態で持ち続けたい。
いわゆる「底値」(そこね)で株を買い、それを持ち続けたい。
ところが最初から、そんな都合の良い条件で、株を買えるわけはない。
そんなことが簡単にできたら、誰も株で損などしない。
なので株を買った後に株価がさがったら、カラ売りヘッジでしのぎながら底値を探す。
底値というのは、安値をつけた後、再びその安値を割り込まなくなった地点のことだが、これはもう後になってみないと分からない。
何日か何週間か経って、「ああ、あそこが底値だったな」と分かるだけで、底値の当日は、そこが底値だとは分からない。
底値はどこ? 日足チャートで底値を探る
上の日足チャートでも、底値かなと思って買ったら、しばらくしたらまた下がり出したりして、油断がならない。
結果的には、短期移動平均線(5日線)と、中期移動平均線(20日線)が近付いて、ロウソク足が陽線で中期移動平均線に接触した直前が底値になっている。
が、これは結果論、後知恵(あとぢえ)であって、ここが底値かも知れないと思って、買ってみるしかない。
そうして、たまたま底値あたりで株を買えたなら、そのあとは含み益をキープしながら、毎年配当をもらうわけだ。