配当性向と、配当利回り、どちらが重要か

資産株で老後資金を作る方法。

 

次は配当性向と配当利回り、どちらが重要かという話。

 

まず利益の何割を株主に分配するかを「配当性向」(はいとうせいこう)と呼ぶ。

 

配当性向を何割にするかは、明らかにしている企業もあるし、明らかにしていない企業もある。

 

ただ黒字が続いている企業であれば、利益の2割から3割が配当に回される。

 

特に海外の投資家が売買しているような一流企業の場合、配当が少ないと株主提案で配当を増やせという提案が出る。

 

そのため、他の一流企業と比べて遜色ないだけの配当が出ることが多い。


 

新興企業は、配当より先行投資

一方、新興企業や成長途中の企業では、配当よりも先行投資に資金を回すことが多い。

 

研究開発費や営業網の拡大、地域拠点の設置や海外への進出など、様々な投資を行うため、黒字であっても無配だったりする。

 

新興銘柄は、配当金よりも株価の上昇の方で利益を取るべき銘柄だ。

 

たとえば、Amazon.comはまさにそういう株だった。

 

Amazon.comは、書籍のネット通販でサービスをスタートさせたが、2000年代初頭より、事業拡大のために資金を投じるため、黒字化も配当もしないと宣言して、ビジネス拡大に邁進していた。

 

そのため、株価はなかなか上がらなかったが、様々な事業に手を広げていく度に株価は少しずつ上がり、AmazonビデオやAWS(Amazonウエブサービス)事業が拡大したことによって、株価はここ数年で何倍にもなっている。

 

Amazonドットコムの株価の推移

Amazonドットコムの株価の推移

 

つまり、無配であっても、ジリジリと株価が上がるような企業であれば、値上がり益が期待出来る。

 

配当が出ないため、資産株としては微妙だが、確実に値上がりするのであれば、持っておいても良い株だろう。

 

もし黒字化して配当を始める頃には、物凄い配当利回りになっている可能性がある。

 

現在株価に対しての配当利回りが3%位であっても、株の平均購入単価が現在株価の5分の1くらいだったとしたら、配当利回りは15%と言うことになるし。

 

配当性向より、確実にビジネスを行っている企業を選ぶべき

 

一方、高配当性向企業は、資産株として危ないかも知れない

 

配当性向が高い企業は、つねに人気が高いし、株価が高い。

 

こういう銘柄が、事情で配当を減らす場合は、人気が落ちて失望売りで株価が下がるリスクが大きい。

 

なので配当性向ランキング上位の銘柄は、資産株として買うのは危ない。

 

それならまだ、配当利回り5%弱の銘柄の株価が下がったときに、少しずつ拾い集める方が良いだろう。

 

実際、東証一部銘柄の配当利回りランキングを見ても、配当性向が高い企業が入っているわけでもないし。

 

★現在の配当利回りランキングはこちら(東証一部銘柄のみ、みんかぶ)。

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