不況時に資産株を買えば、投資利回り10%も夢ではない

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底値株

資産株を買うタイミングは、いつがベストなのか。

 

株価水準で言うと、不況下で株価が底値圏にある頃がベストで、底値株を上手く拾えれば、上手く行けば投資利回り10%も夢ではない。

 

たとえば菅直人民主党政権で、日銀によるETF買いが始まったのが2010年11月。

 

この時から大企業の株を資産株として少しずつ買い集めて持ち続け、現在利回り3%以上あれば、当初の株価で計算した利回りは10%以上になっているはず。

 

株価も3倍くらいになっている銘柄も多いから、株価3倍を超えたところで3分の1利確すれば、投資資金は全額回収できたことになる。

 

残りは恩株(タダ同然で手に入れた形になった株)で、配当も10%ずつ入ってくるから、ホントに丸儲けという計算だ。

 

もちろん、そんなチャンスは滅多に来ないし、資産株作りどころではなかったりするけど。

 


 

民主党政権時は、資産株作りの大チャンスだった

ただ底値圏にある時は、株価がまだまだ下がる可能性があるし、天災が降りかかってくるリスクもある。

 

菅直人民主党政権で日銀によるETF買いを始めたのが2010年11月で、この頃の日経平均株価は9,000円前後をウロウロしていた。

 

そしてETF買いが始まって1万円を超えるところまで戻ったのだが、翌年3月に、大震災が東日本を襲った

 

これによって超円高になって、株価が一気に押しさげられた。

 

日経平均株価の推移 菅直人政権時

日経平均株価の推移 菅直人政権時

 

東日本大震災があったときに、非常時だから、日銀のETF買いを3兆円規模に引き上げて、日経平均株価を1万2,000円前後まで積極的に株の買い支えをやっておれば、その後の株価の低迷はなかっただろう。

 

ただ日銀のETF買いのお蔭か、自民党政権下に付けた日経平均の直近安値7,000円割れだけは、とにかく回避できた。

 

菅直人政権は、なんだかんだ政局になってしまって、その後誕生した野田政権は、株価対策に全然関心を持たなかったため、株価低迷はさらに1年以上続いた。

 

そして実際にETF買いを3兆円に引き上げたのは政権交代後の安倍政権からで、欧米の株価が底を打ったタイミングとマッチして、日経平均爆上げになった。

 

だいたい、震災時の株価低迷はイレギュラーなことだったから、日銀が積極的に株を買って、それを景気回復後に、場外取引で年金機構に譲り渡すという方法でも良かったんだけどね。

 

底値株は、なかなか騰がらないモノ

不況で株価が低迷している時は、買う側の力が弱くて、何かあればすぐに株が売られてしまう。

 

そのため、買った株がなかなか騰がらず、非常につまらない月日が長くなる。

 

株を買って、そのまま放置できるお金持ちならいざ知らず、株売買を楽しみながら、資産株作りしようという我々には、つまらなすぎる。

 

実際、資産株作りの大チャンスだった菅直人政権時代も、震災後のおよそ1年間はドル安円高でずっと低迷し続けた。

 

そして何か良い材料があっても買いが持続せずに、株価はなかなか上がらなかった。

 

こういう時代は、資産株を担保株にして、信用取引でデイトレもやってるしかないが、株初心者にはかなり難しいだろうね。

 

まあでも逆に、株の勉強をするには良い時代かも知れないが。

 

しかしそういう鬱陶しい時代も月日と共に過ぎ、株価は底値圏から高値ブレイクして上がり始める。

 

底値から上昇する株

 

ただ、全ての銘柄が上昇し始めるわけではなく、景気に敏感な銘柄から株価が上がり始める

 

なので、景気敏感株の株価が上がり始めたら、それに飛びついても良いし、出遅れている株を買って資産株としても良い。

 

 

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