株式投資で老後資金を作る方法記事一覧

株式投資とは、株式会社の株を買って配当金(はいとうきん)をもらうことです。株式会社は、利益が出ると、その数十%を株主に「配当」として分配します。利益のどれくらいを配当に回すかを「配当性向」(はいとうせいこう)と呼びます。配当性向をどれくらいにするかは、事前に発表している企業もありますし、発表しない企業もあります。「我が社は、利益の40%を株主の皆様に還元します」と言う風に、高らかに宣言している企業...

資産株で老後資金を作る方法。次は配当性向と配当利回り、どちらが重要かという話。まず利益の何割を株主に分配するかを「配当性向」(はいとうせいこう)と呼ぶ。配当性向を何割にするかは、明らかにしている企業もあるし、明らかにしていない企業もある。ただ黒字が続いている企業であれば、利益の2割から3割が配当に回される。特に海外の投資家が売買しているような一流企業の場合、配当が少ないと株主提案で配当を増やせとい...

株式投資で老後資金を作るために、株を買い集める事を考えよう。配当金目当てで株を買い、ただひたすらに株を買い集める。つまり、配当のある銘柄(株)を買う。株が下がっても買う。買った株は売らずに持ち続け、配当を受け取る。ということだ。老後に備えて貯金する代わりに、優良株を買い増す。余分なお金があれば株を買う、ボーナスがあれば株を買う。株価が上がっても買う、下がっても買う。そしてその株を死ぬまで持ち続けて...

株の配当を毎年200万円以上受け取ろうと思うと、およそ4,000万円分の優良株を買い集めないといけない。働けなくなるまで、毎年毎年株を買い集めて、4,000万円分以上、高配当銘柄を集めないといけない。ただ投資資金が4,000万円もあるのであれば、アパート経営などの不動産投資も考えに入ってくるかも知れない。収益用不動産を手に入れて、毎月毎月、家賃収入をもらうのも魅力的だ。ただ、収益用不動産の立地が悪...

資産株の銘柄は、東証一部銘柄に限るべきか。まず東証(東京証券取引所)に上場されて我々が売買できる銘柄は、次の4つのカテゴリーに分類されている。東証一部東証二部東証マザーズJASDAQ(ジャスダック)実はこのほかにも。トウキョウ・プロ・マーケットと呼ばれる銘柄もあって、5カテゴリーある。東証一部と東証二部は、東証の本則市場(ほんそくしじょう:メインマーケット)だ。マザーズやJASDAQは新興市場と呼...

東京証券取引所(JPX)では、2022年から市場区分を新しくする。今までは、一部市場(東証一部)、二部市場(東証二部)、東証マザーズ、JASDAQ(ジャスダック)という4つの市場区分があって、ジャスダックはさらに「スタンダード」と「グロース」の二つの区分に分かれていた。このほかにも、特別な者しか参加できない「プロマーケット」と言うのもある。しかしこの区分が分かりにくい、外国人投資家から見ると複雑だ...

老後のための資産作り、資産株の買い方。次は配当をもらう方法だ。配当とは、企業が上げた利益から、株主に分配される分配金だ。経済学的には残余利益(ざんよりえき)の一部が配当金だ。残余利益とは、一年間事業を行った後に、様々な支払いを済ませて残った利益のことで、この一部が株主に還元される。ではどうすれば、配当をもらえるのか。配当をもらうには、まず、株主にならないといけない。いくら高配当の企業でも、株主でも...

株主の権利は、株主権利付最終日の大引け時点で、株を持っていることで得られる。株主権利付最終日に買えば、たった1日だけ保有していてても配当や優待品をもらうことが出来る。逆に364日ずっと株を持ち続けていたとしても、株主権利付最終日にその株を持っていなければ、株主の権利はなく、配当金や株主優待はもらえない。そのため好業績の企業や、魅力的な株主優待品を出す企業銘柄は、権利付最終日が近付くにつれて、株価が...

老後資金のために株式投資をするなら、優良株を手に入れて、毎年配当金を受け取るのが確実だ。確実に毎年配当金が出る優良株を、安く大量に持っていれば、何もせずに毎年数十万から数百万円の配当金が手に入る。資産家の老後が悠々自適なのは、そういう株などの資産をたくさん抱えているからだね。もちろん我々も、配当利回りが5%以上の株を買えば、一千万円分の株で毎年50万円の配当を受け取ることが出来る。一千万円を銀行預...

株で老後のための資産を作る、次はヘッジ(hedge)の話。資産株として手に入れた株の株価が、ドンドン下がっていった場合、どうすれば良いか。資産株として買った時点では、予想配当利回りが5%くらいあったとしても、業績見通しの下方修正が出たら、株は売られてしまう。株価が下がれば、予想配当利回りは高くなるはずで、そうなればどこかで買いも入って株価も下げ止まるかも知れないと、期待してもムダ。というのも業績が...

配当を受け取るために資産株を持つ場合、カラ売りヘッジは、資産を減らさないために重要な手段だ。資産株として買った株の株価が下がったら、資産価値が減る。さらに株価がって行くのであれば、なんとか資産の目減りを防がないといけない。そのために使われるのがカラ売りヘッジで、簡単に言うと、保有株と同数のカラ売りを入れるわけだ。カラ売りヘッジの具体例たとえば資産株として、1,000円の株を千株買いつけたとする。千...

貸借銘柄(たいしゃくめいがら)とは、カラ売りヘッジできる株のことだ。資産株を作るためには、株価が下がったときに備えてカラ売りヘッジが必須になる。資産株は、配当をもらうために買いつけるわけだが、株価がドンドン下がると資産価値がみるみる下がっていく。株価が一時的に下がっているのであれば、また値が戻ってくることも多いが、そうでない場合は対策が必要だ。カラ売りヘッジできる貸借銘柄は、そういう場合にカラ売り...

資産株を持つためには、カラ売りヘッジは必須だ。資産として株を買っているのに、株価が右肩下がりになったら資産にならない。価値が下がる資産のことを「劣化資産(れっかしさん)」と呼ぶが、保有株が劣化資産化すると、せっかく買った資産株の価値がドンドン目減りしていく。それを補填するのがカラ売りヘッジだ。保有株と同数のカラ売りを入れれば、株価が下がった分だけ利益が出て、保有株の含み損を埋め合わせることが出来る...

カラ売りヘッジは、資産株の価値が下がるのを防ぐために、持ち株と同数のカラ売りを入れる方法だ。カラ売りは、株価が下がればその分だけが利益になるため、資産株の下落分を埋め合わせることが出来る。そういう風にここまで説明してきたわけだが、そもそもカラ売りとは何かという説明をしてなかった。なので今回は、カラ売りとカラ売りの仕組みを、まとめておこう。カラ売り出来る株、出来ない株まず、カラ売りとは、自分が持って...

カラ売りヘッジは、資産株作りには欠かせないスキルだ。配当をもらうために優良企業の資産株をたくさん持つのは良いが、資産株の評価損がでかくなると、なんのために株を買ったのか分からなくなる。そこで、株価が下落トレンドに入ったと思ったら、カラ売りを入れてヘッジする。下落がさらに続きそうなら、保有株を売ってカラ売りだけにして、下げ止まったと思ったら、そこでもう一度現物株を買う。カラ売りした価格と、現物株を買...

資産株をカラ売りヘッジした場合、逆日歩(ぎゃくひぶ)がついて大損する事もある。なので、貸株注意喚起や新規売り停止(通称:売り禁)が出たら、カラ売りはさっさと手仕舞った方が良い。そもそも株価下落で資産株の価値が減る分を、カラ売りでヘッジ(防止柵)しているだけだ。だからヘッジのためのカラ売りで損をしたら、話にならない。もちろん保有株数と同数のカラ売りをしていれば、株価が上がっても下がっても、損益は殆ど...