100年に一度の大不況って、ウソのような気がしてきた。

このごろテレビを見ていたら、『100年に一度の大不況』が連呼されている。

トヨタや日産、ホンダ、そしてソニーまでもが、悪評が立つのもわかっていながら、派遣工や期間工を解雇しているから、ただごとではないことは明らかだ。

でもしかし、これってホンマのことなんやろか?と最近疑問になってきた。

というのも、今、派遣切りだとかいって騒がれていて、この年末に8万人あまりのひとが突然職を失ったというのは大きなトピックだけど、失業者の9割が製造業関係なんだという。

しかもこれは正社員の首を切っているわけではなく、短い期間で雇っている派遣工や期間工が主な失業者だ。

変な話、正社員の職を守るために、派遣や期間工を切っているってことで、彼らの首を切らなければ、替わりに正社員の賃金カットをしなければならない事態だと言うことなんだろう。

内定取り消しだって、新卒が2~30万人いるウチのたったの千人足らずだし、それも減速が見込まれていた不動産関係が多いようだから、、採用されてもすぐに倒産の憂き目に遭う可能性も非常に高いはずだ。

そうなったら、働いたのにお金がもらえないと言うようなことだって起こりうるから、変な話、今、内定を取り消された方がよかったと、数年後に思う可能性は多々あると思う。


今起こっているのは、実はパラダイムシフトなのかも知れない

製造業からこの数ヶ月で8万人以上も失業者が出たと言うことは、逆に言えば、製造業からはもう、大きな利益が期待できないと言うことだろう。

今大騒ぎになっている大メーカーというのは、今までかなりの付加価値を商品に乗っけて利益を得てきた。

しかしグローバルな競争時代に突入して、ドンドン利益幅が減少して、労賃の安い国に進出しても、利益が取れなくなってきた。

25%も売り上げが落ちたら、損益分岐点などあっという間に下回るから、ホントにもう、青息吐息の時代に突入していると言っていいんだろう。

アメリカのビッグスリーの工員が、時給8千円とか9千円という、とんでもない時給をもらっていたというのは衝撃的なニュースだが、そんなありえない時給が成り立つのは、販売している商品に、とんでもないマージンを乗っけても売れるような、バブリーな状態だったからだろう。、

その一方で、介護業界やサービス業界などでは、慢性的な人手不足が解消できるのでは?と期待されている。

農業など、後継者不足に悩んでいる業種や、不況の影響を受けているはずのタクシー会社が、人員を大募集しているという。

こういう職種は、ハッキリ言って賃金は安い。

サービス業で高賃金率なのは、キャバ嬢などの水商売関係だけだが、これも結局歩合だから、能力がなければそんな賃金はもらえない。

今までは、農工間格差といって、農業と工業は賃金率に大きな差があったのだが、工業でも低賃金でなければ成り立たなくなり、それはこれからもっと縮まるかもしれない。

となると、これは100年に一度の大不況ってことではなくて、産業構造が大きく変わるパラダイム・シフトがとうとう起こったと考えた方が良いかも知れない。

私のような体の弱い人間でさえ、トヨタの期間工の賃金の高さには目がくらんでいたが、これからはもうそんな高い賃金で工員を募集することはできなくなるだろう。

ようするに、これからはみんな、低賃金で、お金がかからない遊びをする時代になるってコトだね。

個人的には、月9万円しか稼げていないから、先取り生活してるってコトで、色々アイデアが役に立つかも知れない。

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