2008年の東宝の映画興行収入が、700億円突破だそうだ。
映画業界の経済規模は、2000億円ほどだそうで、シェア35%くらいと言うことらしい。
しかしまあ、このニュース、どう捉えればいいだろうかね?
700億円が営業利益なら、スゴいねと言えるけれど、売り上げだから。
シェアもトップなのに35%って、映画業界というのは、群雄割拠?ドングリの背比べ?
もちろん、収入は興行収入以外にも色々あるんだろうが、映画業界って、なんか思っていたよりはるかに規模が小さいね。
大手でなくても中くらいのスーパーチェーンでも、これくらいは売り上げあるだろう。イオンだとかヨーカドーなら、1兆円以上、売り上げがあるわけだし。
20年前くらい昔、とある映画館で、週に一度だけオールナイトの店番をするバイトをしていたが、当時、映画フィルムを1週間借りるのに、2万円くらいだと言っていた。
オールナイト興業だと、3本立てになるので、5~6万円の仕入れで10万円くらいの売り上げを作るという感じ。
まあ、封切り作品の場合は、オールナイトでも昼間と同じ映画を掛けることができるし、他の映画館とフィルムを融通しあっている場合もあるので、もっと儲けが出るだろうが、まあそんな感じだった。
ハッキリ言って、そんなに儲かる商売じゃないな、というのは、その頃から感じていた。だって、封切り後3週間で、ガラガラになる作品も多かったし。
スケバン刑事シリーズの第3弾なんか、ひどかった。2周目でガラガラ、3周目にはもう打ち切り。
今みたいに、ネットやレンタルビデオで簡単に映画が見れるような環境でもなかったのに、そんな状態だったから、映画って必需品じゃないんだな、と感じてはいた。
で、700億円。
これってやっぱり、どうしても見たくなるような映画がないってことなんだろうね。
他人に話したくなる映画、はらにズッシリくるような映画、スッと身体が楽になるような映画。
こんな映画なら、見に行くかも知れない。
体感が伴わないと、テレビやネットで十分ってコトになる。
また、コンビニみたいに、気軽に見れるような映画館もないとね。
わざわざ出かけて行って見に行くのもいいけれど、それじゃあ収益は上がりっこない。
だって、付随する出費が大きいから。
映画料金そのものは二千円弱で安くても、電車賃払って、メシ代払って、となると、大きな出費になる。
ポッと入って2時間だけ見て帰れるようなスペースでもないと。
最近は、急行の止まる駅前でも、映画館がないところが多い。田園都市線なんか、考えてみたら、全然ないね。
これじゃあ、規模が2000億円しかないのもうなずける。
サービスを買う場所が、人の住んでいる近くにないから。
もう思い切って、レンタルビデオショップで、ほぼ同時公開にしてもいいんじゃなかろうか?
映画って、別に大勢で見ないといけないものでもないだろうし。
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100年に一度の大不況って、ウソのような気がしてきた。